Chapter 01「見えない月額」 のひみつ
前回、固定費を見直せば "ガマンなしで月1万円" が浮くと知ったしゃけ。「BIG 5 のうち、まずは効果の大きいものから」——わかめにそう言われて、最初に向き合うことにしたのが 保険だった。
給料明細の "社会保険料" の下にずらりと並ぶ、生命保険・医療保険・がん保険・自動車保険の引き落とし。本当に、全部必要なの?
給料明細の "社会保険料" の下にずらりと並ぶ、生命保険・医療保険・がん保険・自動車保険の引き落とし。本当に、全部必要なの?
しゃけ
わかめ〜、ちょっと相談なんだけど。
ぼく、社会人になったときに勧められるまま、いろんな保険入ったんだ。生命、医療、がん、傷害……。
でも合計したら、月2万円超え。これ、ぜんぶ必要なのかな……?
ぼく、社会人になったときに勧められるまま、いろんな保険入ったんだ。生命、医療、がん、傷害……。
でも合計したら、月2万円超え。これ、ぜんぶ必要なのかな……?
わかめ
ふふ、これは多くの人がぶつかるテーマ!
結論を先に言うとね——多くの人は入りすぎなんだよ。
今日は、保険の "ほんとうの役割" から整理してみよう。
結論を先に言うとね——多くの人は入りすぎなんだよ。
今日は、保険の "ほんとうの役割" から整理してみよう。
保険の本質は "確率は低いけど、起きたら家計が立ち直れない損失" をカバーすること。
逆に言えば、貯金でなんとかなるレベルの損は、保険じゃなくて貯金で備えたほうが安い場合が多い。ここが見直しの起点です。
逆に言えば、貯金でなんとかなるレベルの損は、保険じゃなくて貯金で備えたほうが安い場合が多い。ここが見直しの起点です。
Chapter 02日本の公的保険、実はすごい
わかめ
保険を考える前に、まず "もう入ってる公的保険" を見てみよう。
給料から引かれてる社会保険、実はかなり強力な保険なんだ。
給料から引かれてる社会保険、実はかなり強力な保険なんだ。
- 🏥健康保険医療費 3割負担
+ 高額療養費制度 - 💼傷病手当金病気で休職→
給料の約2/3 が最大1年半 - 👶遺族年金万一の死亡時
家族へ毎月支給 - 👴老齢年金老後は終身
受け取れる - 🦽障害年金障害状態に→
毎月支給 - 🛠️労災保険仕事中のケガ→
治療費+休業補償
しゃけ
え……こんなにあるの!?
「保険」って言われると民間企業ののCMを思い浮かべるけど、公的保険ですでに6つもカバーされてるんだ……
「保険」って言われると民間企業ののCMを思い浮かべるけど、公的保険ですでに6つもカバーされてるんだ……
わかめ
そう。たとえば高額療養費制度。1か月の医療費がどれだけ高くても、年収500万なら自己負担は約9万円が上限。
つまり、医療保険は "差額ベッド代や入院中の生活費" を補うくらいで十分なケースが多いんだ。
つまり、医療保険は "差額ベッド代や入院中の生活費" を補うくらいで十分なケースが多いんだ。
しゃけ
ぼく、医療保険に月7,000円も払ってるけど……これ、もしかして過剰防御?
公的保険でどこまでカバーされるかを把握すると、民間保険は "公的保険の足りない隙間" を埋めるだけで十分とわかります。
すべてを民間でカバーしようとすると、毎月の保険料が "もうひとつの税金" のように家計を圧迫します。
すべてを民間でカバーしようとすると、毎月の保険料が "もうひとつの税金" のように家計を圧迫します。
Chapter 03必要・要検討・不要、3分類
わかめ
じゃあ "見直しの目安" を3つに分けてみるね。あくまで一般論で、家族構成や貯金額でも変わるよ。
- ✅必要死亡保険 (扶養あり)
火災保険
自動車保険(対人対物) - 🤔要検討医療保険
がん保険
就業不能保険 - ❌不要(多くの場合)貯蓄型生命保険
学資保険
ペット保険
しゃけ
「貯蓄型生命保険」が不要、ってなんで?貯金もできて保険にもなるなら良さそうじゃない?
わかめ
いい質問!実は "保険と貯蓄は別々にしたほうが、運用効率が良い"のが今の常識なんだ。
貯蓄型は保険会社の経費が乗るぶん、運用利回りは NISA や iDeCo に劣ることがほとんど。
「保険は掛け捨て、運用は NISA」と分けるほうが合理的なんだ。
貯蓄型は保険会社の経費が乗るぶん、運用利回りは NISA や iDeCo に劣ることがほとんど。
「保険は掛け捨て、運用は NISA」と分けるほうが合理的なんだ。
しゃけ
なるほど……!「同居させずに分ける」のが正解なんだ。
ぼくの月2万円、見直したら1万円浮きそうかも。
ぼくの月2万円、見直したら1万円浮きそうかも。
わかめ
ふふ、それは大きな1歩!
月1万浮かせれば、それを NISA や iDeCo に回せる。「守ること」と「増やすこと」が、同時に進む感覚だよ。
月1万浮かせれば、それを NISA や iDeCo に回せる。「守ること」と「増やすこと」が、同時に進む感覚だよ。
見直しは大きな決断じゃなく、"見える化" から。
- 今入ってる保険を、保険会社名と月額を含めてリストに書き出す
- 健康保険組合のサイトで「高額療養費」「傷病手当金」の制度を1度読む
- "必要・要検討・不要" の3分類で、自分の保険を仕分けてみる
わかめ
保険を整理できたね。じゃあ次は、固定費 BIG 5 の中でも "いちばん手早く効く" 鉱脈を見直そう。
しゃけ
手早く効く鉱脈?どこ!?
わかめ
通信費とサブスク。次回は、その2つを "1日" で見直す 具体ガイドだよ。
しゃけ
1日で!?知りたい!
今日のまとめ
- 保険は 「貯金でカバーできない損」 にだけ備えるもの
- 日本の公的保険(健保・厚年・労災)は、想像以上に手厚い
- 必要: 死亡(扶養あり)・火災・自動車対人対物
- 要検討: 医療・がん・就業不能(貯蓄次第)
- 不要(多くの場合): 貯蓄型生命保険・学資保険
浮いた保険料、未来の自分にプレゼント
保険を見直して月1万円浮いたら、
それを NISA で 30 年積み立てたらどうなる?
シミュレーターで 見直しの威力を可視化。