Mirai Design Class
EPISODE 05· 全21話CHAPTER 1 · 増やす

インデックス投資って、
結局なに?

📅 ⏱️ 読了 約11分 🌱 初心者向け

この記事で学べること

Chapter 01「インデックス投資」って、なに?

前回、NISA という "投資の入れ物" を知ったしゃけ。さっそく口座を作ろうとしたものの——肝心の "何を買えばいいか" で、手がとまってしまった。
しゃけ (こまり)
しゃけ
わかめ……NISAの口座、作ろうとしたんだけど、「何を買えばいいか」でフリーズしちゃった……。
株とかいっぱい並んでて、ぼく、もう、わけわかんないよ。
わかめ (にっこり)
わかめ
ふふ、そこ、みんなつまずくところだよ。
大丈夫、初心者の "王道"が、ちゃんとあるよ。
その名も——インデックス投資
しゃけ (うっ)
しゃけ
い、いんでっくす……?
うっ、カタカナでもう頭痛い……。なにそれ、こわい。
わかめ
わかめ
大丈夫、ゆっくりね。
まずは 1行 だけ覚えてもらえば、今日は OK。
Point / ここだけ覚えよう
インデックス投資 = "指数に連動する投資信託" を買うこと
言葉はむずかしそうでも、中身はシンプル。
指数 (しすう)」という "市場全体の平均点" に、連動する ような "投資信託 (とうししんたく)" を買う——
たったそれだけのことなんです。
しゃけ (うっ)
しゃけ
……しすう。とうししんたく。
はい、もう2つともピンとこない。ぜんぜん、わかんない……。
わかめ (にっこり)
わかめ
そうだよね、まだ何も説明してないんだから、当然!
これから1つずつ見ていこう。
まずは 「指数」 から。

① 「指数 (しすう)」って、なに?

わかめ
わかめ
指数を一言でいうと——
「市場全体の値動きを、1つの数字にまとめたもの」
たとえるなら、学校の "平均点" みたいなものだよ。
わかめ
わかめ
クラスに30人いて、テストの点がバラバラだったとしても、「クラスの平均点」 が1つの数字で出るよね。
株式市場も同じ。何百、何千社もの株価がバラバラに動くけど、それを 1つの "通信簿" にしたのが「指数」なんだ。
しゃけ (はっ)
しゃけ
あー、なるほど!
つまり、市場っていう "クラス" の 平均点 ってことか。
それなら、なんとなくわかるかも……。
わかめ (発見)
わかめ
そう、完璧!
そして、指数にもいろんな "クラス" があるよ。代表的なのは、この3つ。
しゃけ (おどろき)
しゃけ
え、オルカンって、世界 約3,000社 もまとめた通信簿なの……?
すごい、地球まるごとじゃん!
わかめ
わかめ
そう、まさに地球クラスの通信簿!
ちなみに「オルカン」は、 ALL COUNTRY の略。
日本、米国、ヨーロッパ、新興国まで、まるっとひとつにした指数なんだ。

② 「投資信託」って、なに?

わかめ
わかめ
指数 = 平均点、これで OK。
次は 「投資信託」 ね。
これも、たとえ話で説明するね。
わかめ
わかめ
投資信託をひとことで言うと——
「みんなのお金をひとつにまとめて、プロが代わりに株を買って運用してくれる "福袋"」
1人で何百社も株を買うのって、お金的にも、手間的にも、ムリだよね?
しゃけ
しゃけ
うん、ムリ……。1社だけでも、何万円もするやつ、あるんでしょ?
わかめ (発見)
わかめ
そうそう。
でも、みんなのお金を集めれば、その合計で何百社、何千社の株を一気に買えるよね。
それを "ひとつの袋" にして、私たちは その袋の一部 を買う。
これが、投資信託。
だから、月1,000円とか100円からでも、世界中の企業の "オーナー" になれるんだ。
しゃけ (わくわく)
しゃけ
なるほど、みんなで福袋を買って、その中身をシェアする感じか!
これなら、ぼくでもちょっとずつ参加できる……!

③ 「指数」 ✕ 「投資信託」 = インデックス投資

わかめ
わかめ
じゃあ、2つを合わせよう。
指数に "連動する" ように作られた投資信託」 = インデックスファンド
それを買って投資することが、インデックス投資だよ。
Point / つなげると、こうなる
"指数の動き" を、福袋にまるごと詰めた商品
たとえば 「S&P500に連動する投資信託」 を1本買えば——
米国の大企業500社を、まるっと "福袋" として持つことになります。
S&P500 が +5% なら、あなたの福袋も、ほぼ +5%。
これが、「指数に連動する」 という意味です。
しゃけ (はっ)
しゃけ
あれ……ってことは、ぼくが「どの会社が伸びるか」を予想しなくていいってこと?
市場ぜんぶ、まるごと買っちゃえばいい、みたいな……?
わかめ (発見)
わかめ
そう、ドンピシャ!
個別の会社を当てる "予想ゲーム"じゃなくて、市場全部に "乗っかる" 投資。
それが、インデックス投資の正体なんだ。

Chapter 02「アクティブファンド」との違い

しゃけ
しゃけ
あれ、ちょっと気になったんだけど。
「福袋」 = 投資信託って言ってたよね。
……福袋にも、いろんな種類があるんじゃないの?
わかめ (発見)
わかめ
いい着眼点!
投資信託は大きく 2つに分けられるんだ。
1つは、いままで話してきた「インデックスファンド」
そしてもう1つが——「アクティブファンド」
しゃけ (うっ)
しゃけ
あくてぃぶふぁんど……。
うっ、また新しいカタカナだ……。すごく強そうな名前で、ちょっと身構えちゃう……。
わかめ (にっこり)
わかめ
大丈夫、難しくないよ。
2つの違いは、
"平均点を目指す" のか、"平均点より上を目指す" のかなんだ。
しゃけ (わくわく)
しゃけ
えっ、それならアクティブのほうがよくない?
平均点より上、目指してくれてるんでしょ?
プロが選んでくれるんだし……。
わかめ
わかめ
直感的には、そう思うよね。
でも、ここに 長年のデータが示す、衝撃の事実 があるんだ。
Future Note / 衝撃のデータ
アクティブの 約7〜8割 が、長期で平均点に "負ける"
米国のS&P 公式調査 (SPIVA) などによれば——
15〜20年の長期で見ると、アクティブファンドの約70〜80%が、インデックス (指数) に負けているのが現実です。
つまり、「プロが本気で選んだ福袋」 よりも、「ただ平均点を取るだけの福袋」の方が、ほとんどの場合、最終的に勝つということです。
しゃけ (おどろき)
しゃけ
えええっ……?
プロが選んだほうが、ふつうの平均に 負けるの!?
なんで……?
わかめ
わかめ
理由は、大きく 2つ あるよ。
1つずつ、説明するね。

理由① 手数料がぜんぜん違う

わかめ
わかめ
アクティブは「プロが選別」する手間がかかる分、運用手数料 (信託報酬) が高いの。
一般的に 年1〜2%
いっぽうインデックスは「指数に連動するだけ」だから、とってもシンプルで手数料も安いの。
こちらは 年0.1%前後
……なんと、差は約20倍もあるんだよ。
しゃけ (はっ)
しゃけ
えっ、20倍……!?
第3話で習った "複利の雪だるま" を思い出すと、年1〜2%の差って、長期だとめちゃくちゃ大きくならない……?
わかめ (発見)
わかめ
よく気づいたね!
たとえば 30年運用すると——
同じ運用利回りでも、年2%の手数料差で 受け取り額が3〜4割も減ることがあるんだ。
"手数料は静かに資産を削るシロアリ" とも言われるんだよ。

理由② 「市場平均」の "正体"

わかめ
わかめ
そもそも、株式市場で売り買いしてる人って、誰だと思う?
しゃけ
しゃけ
えっと……プロの人たち、かな?
わかめ
わかめ
そう、世界の市場の取引、その 大半はプロ なの。
つまり、「市場平均」 = "プロたちの売買の集合体" の平均、ということ。
わかめ (発見)
わかめ
じゃあ、「プロの平均」を、別の個別のプロが 長期で安定して上回る って——
これって、よく考えるとすごく難しいことだと思わない?
クラスの平均点を、クラスの中の誰かが 毎回、ずっと 上回り続けるようなものだから。
しゃけ (はっ)
しゃけ
あー……たしかに。
誰かが平均を上回るってことは、別の誰かが下回ってるってことだもんね。
プロ全体で言ったら、結局 "平均" になるしかない……。
わかめ
わかめ
そう、まさにそれ!
しかも、勝ち組プロは「あらかじめ」 はわからない。後からしか「勝ってた」ってわかんないんだ。
だから——"市場平均を取る" だけで、すでに大半のプロに勝てる、というのが、インデックス投資の "強み" の正体なんだよ。

Chapter 03インデックスの強みと、結局なにを買えばいい?

わかめ
わかめ
ここまでの話、まとめると、インデックス投資には 3つの強み があるよ。
しゃけ (わくわく)
しゃけ
①の "プロの市場平均を確実に取れる" って、めちゃくちゃ強いね……。
"確実に" 取れるって、すごく安心感ある。
わかめ
わかめ
そうなんだ。
"凡人が、努力なしでプロの平均に並べる"——投資の世界では、これがいちばんの近道なんだよ。

じゃあ、どの指数 (=どの福袋) を選ぶ?

しゃけ
しゃけ
インデックス投資がいいのはわかった!
でも、「指数」だけでも TOPIX・S&P500・オルカンって3つ出てきたよね。
結局、ぼくはどれを買えばいいの……?
わかめ
わかめ
ふふ、いい質問。3つの特徴を並べてみるね。
わかめ
わかめ
わかりやすく整理すると——
TOPIX: 日本の成長を信じる人向け。ただし過去の成績は控えめ。
S&P500: 「これからも米国が世界をリードする」と信じる人向け。
オルカン: 「未来は誰にもわからない、地球まるごとに乗っかる」と考える人向け。
しゃけ
しゃけ
うーん……。
正直、米国が今後どうなるかも、日本がどうなるかも、ぼくにはわからない……。
わかめ (発見)
わかめ
それなら、答えはシンプル!
"未来が予想できない" なら、地球まるごとに乗っかる——つまり オルカンが、いちばん無難な選択だよ。
多くの初心者が、最初の1本に "オルカン" を選ぶ理由は、まさにそこなんだ。
Future Note / 結論
迷ったら "オルカン1本"。これで OK
「米国の優位がこれからも続く」と強く信じるなら S&P500
判断できない・しなくていい、と思うなら オルカン (全世界株式)
どちらも信託報酬は年0.1%前後、NISA のつみたて投資枠で買えます。
——だから、初心者の鉄板は、ほぼ 「オルカン1本」で完結します。
しゃけ (わくわく)
しゃけ
よし、決めた! ぼくは オルカン でいく!
「未来は予想できないから、地球まるごと買う」って気持ち、ぼくにすごく合ってる気がする!
わかめ
わかめ
ふふ、いい選択!
具体的な商品名でいうと、「eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)」 あたりが、信託報酬の安さで定番中の定番だよ。
Action / 今日からできること
"自分の最初の1本" を、決めてみる
迷う時間より、決める1分。
  • "つみたて投資枠 オルカン" か "S&P500" で検索して、商品ページを見てみる
  • NISA口座のサイトで、選んだ商品を "お気に入り" 登録
  • "毎月いくら積み立てるか" を、今日いったん決めてしまう (あとで変えられる)
わかめ
わかめ
「何を買うか」——インデックスで決まったね。
じゃあ次は、"どう買うか" の話だよ。
しゃけ
しゃけ
どう買うか?……買い方なんて、ボタン押すだけじゃないの?
わかめ
わかめ
それも1つの方法。でも、もっと初心者向きの "コツコツ買う" 方法があるんだ。
次回は、その王道——ドルコスト平均法。これを知ると、毎日の相場が気にならなくなるよ。
しゃけ
しゃけ
相場、気にならなくなるの……!?
それ、気がラクすぎる……!

今日のまとめ

  1. インデックス投資 = 「指数に連動する投資信託」を買うこと
  2. 指数 = 市場ぜんたいの値動きをまとめた "通信簿"
  3. 投資信託 = みんなのお金をまとめて、プロが運用する "福袋"
  4. 代表的な指数: TOPIX (日本) / S&P500 (米国500社) / オルカン (全世界)
  5. アクティブの約7〜8割は、長期でインデックス (平均) に負ける
  6. 最大の強みは 「プロが作る市場平均を、確実に取れる」 こと
  7. 迷ったら オルカン1本。これで OK

"自分のインデックス" で、未来を試算

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