Chapter 01「で、いくら?」が決まらない
買うのはオルカン、買い方は「つみたて投資枠でコツコツ」。方針が固まったしゃけ。ところが——いざ始めようとして、また新しい壁にぶつかった。「コツコツって言うけど……ぼく、毎月いくらを投資にまわせばいいんだ?」
しゃけ
わかめ、方針は決まったんだけど……
肝心の 金額が決まらない!
3,000円? 5,000円? それとも、もっと? いくらが良いのか、ぜんぜん分からないよ。
肝心の 金額が決まらない!
3,000円? 5,000円? それとも、もっと? いくらが良いのか、ぜんぜん分からないよ。
わかめ
うん、そこは誰もが立ち止まるところだね。
でも安心して。金額には "考える順番" があるんだ。
それさえ知れば、自分に丁度いい金額が、すっと見えてくるよ。
でも安心して。金額には "考える順番" があるんだ。
それさえ知れば、自分に丁度いい金額が、すっと見えてくるよ。
投資にまわす金額に、万人共通の正解はありません。大事なのは 「無理なく、ずっと続けられる金額」 を選ぶことです。
金額の大きさより、"やめずに続けられること" のほうが、長い目で見るとずっと効いてきます。
金額の大きさより、"やめずに続けられること" のほうが、長い目で見るとずっと効いてきます。
Chapter 02まず、"守りのお金" を残す
わかめ
金額を決める前に、ひとつだけ大事な順番があるんだ。
それはね——「投資にまわす前に、"守りのお金" を先に残しておく」 ってことだよ。
それはね——「投資にまわす前に、"守りのお金" を先に残しておく」 ってことだよ。
しゃけ
守りのお金……?
また知らない言葉だ。それって、どういうこと?
また知らない言葉だ。それって、どういうこと?
わかめ
これは 「生活防衛資金 (せいかつぼうえいしきん)」 って呼ばれるお金。
病気・ケガ・急な出費——"もしも" のときに、生活を守るための、すぐ使える現金のことだよ。
目安は 生活費の3〜6か月分。
病気・ケガ・急な出費——"もしも" のときに、生活を守るための、すぐ使える現金のことだよ。
目安は 生活費の3〜6か月分。
しゃけ
えっ、投資より先に、現金を残しておくの?
ぜんぶ投資にまわした方が、お金が増えそうなのに……。
ぜんぶ投資にまわした方が、お金が増えそうなのに……。
わかめ
それが、落とし穴なんだ。
もし生活防衛資金がないと、急な出費のたびに、下がっているタイミングでも投資を売って お金を作るハメになる。
"守りの現金" があれば、相場が下がっても、あわてて売らずに、どっしり続けられるんだよ。
もし生活防衛資金がないと、急な出費のたびに、下がっているタイミングでも投資を売って お金を作るハメになる。
"守りの現金" があれば、相場が下がっても、あわてて売らずに、どっしり続けられるんだよ。
投資にまわすのは、「当分使う予定のない、余裕のお金」だけ。
① まず生活費の3〜6か月分を、現金で確保する → ② そのうえで、余ったお金の範囲で毎月コツコツ。
この順番を守るだけで、"続けられない投資" になるリスクが、ぐっと下がります。
① まず生活費の3〜6か月分を、現金で確保する → ② そのうえで、余ったお金の範囲で毎月コツコツ。
この順番を守るだけで、"続けられない投資" になるリスクが、ぐっと下がります。
Chapter 03金額の目安と、決め方
しゃけ
守りのお金を残すのが大切なのはわかったよ。
そのうえで——投資にまわすのは、毎月いくらくらいが目安なの?
そのうえで——投資にまわすのは、毎月いくらくらいが目安なの?
わかめ
よく言われる目安は——「手取りの 10〜20%」。
"手取り" は、給料から税金や社会保険料が引かれた、実際に口座に入ってくる金額のことね。
"手取り" は、給料から税金や社会保険料が引かれた、実際に口座に入ってくる金額のことね。
- 💴手取り 20万円月 2〜4万円
が目安 - 💴手取り 25万円月 2.5〜5万円
が目安 - 💴手取り 30万円月 3〜6万円
が目安
しゃけ
えっ、そんなに!?
正直、いきなり月3万円とかは、ちょっとキツいかも……。
正直、いきなり月3万円とかは、ちょっとキツいかも……。
わかめ
ぜんぜん、それでいいの!
10〜20%は、あくまで "目安" であって "ノルマ" じゃないからね。
大事なのは——「ちょっと節約すれば、無理なく出せる金額」から始めることなんだ。
10〜20%は、あくまで "目安" であって "ノルマ" じゃないからね。
大事なのは——「ちょっと節約すれば、無理なく出せる金額」から始めることなんだ。
わかめ
むしろ、月3,000円や5,000円からでも、まったく問題ないよ。
少なく感じるかもしれないけど——前回の ドルコスト と、第3話の 複利 を思い出して。
"少額でも、長く続ける" ことが、いちばん効くんだったよね。
少なく感じるかもしれないけど——前回の ドルコスト と、第3話の 複利 を思い出して。
"少額でも、長く続ける" ことが、いちばん効くんだったよね。
しゃけ
あっ、そうか。
「いくら出せるか」で気負うより、「ずっと続けられるか」で選べばいいんだ。
それなら、ぼくにもできそう……!
「いくら出せるか」で気負うより、「ずっと続けられるか」で選べばいいんだ。
それなら、ぼくにもできそう……!
わかめ
その通り!
しかも、金額は あとからいつでも変えられる。
収入が増えたら上げてもいいし、苦しくなったら下げてもいい。まずは "小さく始める" のが、いちばん賢いんだ。
しかも、金額は あとからいつでも変えられる。
収入が増えたら上げてもいいし、苦しくなったら下げてもいい。まずは "小さく始める" のが、いちばん賢いんだ。
まだ口座を開く必要はありません。金額の "あたり" をつけるだけで十分。
- まず「生活費の3〜6か月分の現金」が手元にあるか、ざっくり確認する
- 手取りの 10〜20% を計算してみて、"上限の目安" を知る
- そのうえで「これなら絶対続けられる」という金額を、ひとつ仮決めする (3,000円でもOK)
わかめ
これで、"なにを" "どの枠で" "いくら" まで、ぜんぶ決まったね。
……じゃあ、いよいよ最後のステップ。
……じゃあ、いよいよ最後のステップ。
しゃけ
最後のステップ?
わかめ
そう——「証券口座を、実際に開いてみる」。
次回は、ここまで決めたことを、ほんとうに動かすための "口座開設ガイド"。Chapter 1 の集大成だよ。
次回は、ここまで決めたことを、ほんとうに動かすための "口座開設ガイド"。Chapter 1 の集大成だよ。
しゃけ
ついに、実際にやってみるんだ……!
なんだかドキドキするけど、ここまで来たら、やってみたい!
なんだかドキドキするけど、ここまで来たら、やってみたい!
今日のまとめ
- 投資にまわす金額に "万人の正解" はない。続けられる額が正解
- まず 生活防衛資金 (生活費3〜6か月分) を現金で確保する
- 投資は、当分使わない "余裕資金" でやるのが鉄則
- 金額の目安は 手取りの 10〜20%。ただしノルマではない
- 月3,000円からでもOK。金額は あとから変えられる
"自分の金額" の30年後を、試算する
月3,000円・1万円・3万円——金額によって、未来はどれだけ変わる?
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